2005年に続き2回目の権田さんの展覧会です。以前に比べて、擬人化された動物のモチーフなど子どもに向けられた絵本的な表現が多くなったのは、権田さんご自身が「お母さん」になられて生活環境が大きく変わられたからなのでしょう。

「絵のない絵本」

重ねられた色彩や擦れたようなマチエールが古い絵本を思わせる権田さんの作品。子どもの頃に読んだ物語や童謡をテーマにした作品が好評でした。

「ツバメ」

使用画材はアクリルガッシュ。 都内、横浜のインテリアショップではmon croquisという名義でポストカードや雑貨を販売中されています。新作が出るのをいつも楽しみにしてくださっているというファンの方もたくさん来てくださいました。

「カエルの歌」

こちらは権田さんの娘さんもお気に入りの一枚。 これまでの作品では「雑貨」になる前提で制作することが多かったようですが、今後は改めてエディトリアル向けのイラストレーションということを意識して表現の幅をさらに広げてゆきたい、とのことでした。 ■ 2005年個展「Ho no bo no」

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