深瀬優子展「迷いの森の赤ずきん」

2008年9月22日(月)〜9月27日(土)


装画コンペVol.2で受賞されて以来、グループ展などでもお馴染みの深瀬さんのMAYAでは2回目の個展です。
これまでにも何度か描かれてきた「赤ずきん」をテーマにした作品が並びました。


「誘惑の森」



赤ずきん、おばあさん、狼が棲む深い深い森。誰もが知る物語の世界が深瀬さんの手によって再び表現されました。
最初のうちはストーリーに沿って描かれていたそうですが、筆が進むうちに導かれるように原作にはない場面が生まれてきたとおっしゃいます。それはまさに深瀬さんご自身も森の中に迷い込んだような不思議な感覚だったようです。



「眠れる森」



細部まで丁寧に描き込まれ、深みのある美しい画面はこれまでどおりの「油彩テンペラ」の混合技法に加え、最近は「油彩アルキド樹脂絵具」という組み合わせでも描かれているとのことです。



「うさぎの庭」



深瀬さんの描く少女たちのニュアンスのある表情や、妖しく美しい世界に魅かれるファンの方も多く、深まる秋にぴったりの展覧会をたくさんの方にご堪能いただきました。

2006年個展「蜜の刻」

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