札幌に拠点を置き、東京のイラストレーションの仕事を手がける小田さん。これまで飲食店などで展示をされてきたそうで、ギャラリーでは今回が初めての個展でした。

「想」

普段はデジタルや油彩、アクリル、水彩などさまざまな技法で制作されていますが、展示したのは2001年頃から制作を始められた銅版画。ご本人のお人柄にも通じるような穏やかで繊細なA5~A4ほどのサイズの作品が並びました。

「何を見てる？」

モチーフとなったのは人や動物、植物など。画面にたくさん登場していた犬は小田さんの愛犬がモデルになっているものもありました。何気ない日常の一瞬が描かれた作品はセンチメンタルな想いと郷愁を誘う、秋の始まりのこの時期にピッタリです。

「それぞれの想い」

現在のお仕事の多くはデジタル。その内容は挿絵やweb制作など多岐にわたりますが、今後はぜひ銅版画でも仕事に繋げていきたいとのこと。展覧会期中に頂いたさまざまなご感想やアドバイスを咀嚼されて、さらに輪郭が明確になった小田さんの世界が表現されていくことと思います。 ■ http://www.buongiorno.fm

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