あべさやか展「Mijn Utrecht, Mon Paris」
2008年7月21日(月)〜7月26日(土) |
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2年間、銅版画を勉強するために渡欧されたあべさん。7月上旬に帰国して初の個展です。タイトルの「私のユトレヒト、そしてパリ」の通り、オランダ・ユトレヒトに滞在し休暇はパリで過ごされたのだそうです。 |
![]() 「Reflections」(反射) |
オランダの光。国中いたるところに運河がある。 その反射のためか、オランダの空と光は、とても美しい。 それが、オランダ特有の大きな窓に写って、まるで鏡のよう。 ちなみにオランダの家庭はほとんどカーテンをしないので、 中が丸見えです! |
古いものと現代的なものが共存する国・オランダでの生活。オランダ…というとレンブラントやフェルメールがすぐに浮かびますが、ユトレヒトではとてもモダンで奇妙なアートに触れる機会が度々あったとのこと。学ぶことも刺激を受けることも多かった最初の1年はあっという間に過ぎ、更にもう1年滞在を延長したのだそうです。 |
![]() 「Winter Path」(冬の小径) |
並木道、 池に映っているようにも、全体が一本の木のようにも見える。 パリでもオランダでも、何故か男性に人気があった作品。 |
さまざまな表現で画面に登場する石畳や樹木、コーヒーや紅茶…といったモチーフ。それらは異国で過ごした2年間に出会い、特に印象に残った風景や静物を象徴しているようです。 |
![]() 「Pear Song」(洋なし) |
オランダに来てはじめの頃、野菜をよくスケッチした。 マーケットをよく散歩したからかな。 |
銅版画制作の盛んなパリでは新たな技術を学び、オランダではサイズの大きい作品を求められることが多く、1.5×10m(!)という作品を展示したこともあるのだそう。
また今回の銅版画は全て石油系の薬品の変わりにベジタブル・オイルを使用。ヨーロッパでは銅版画に使用する画材も環境に配慮したものが多いということで、あべさんご自身も研究を重ねていらっしゃいます。
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