くぬぎ太郎展「控えめな気持ち」
2008年6月16日(月)〜6月21日(土) |
プロダクトデザインの仕事をしていたくぬぎさんは、喫茶店などでの展示の経験はありましたが、ギャラリーでの個展は今回が初めてとのこと。お勤め先だった名古屋の家を引き払い、拠点を東京に。そしてなんと退職(!)もして挑んだ今回、気合い十二分でフリーランスとしての活動開始です。 |
猫の片思い |
言葉にできない、口では伝えることがむずかしい思い。そんな「控えめな気持ち」を描きたかったというくぬぎさん。作品の多くが、実際に「言葉」を必要としない世界に生きる犬や猫、四角いフォルムの不思議なキャラクター(一番下『長めの椅子』にも登場)をモチーフとしています。 彼らのモノ言いたげな表情…とても心に引っ掛かります! |
小猫の夏 |
画材は水彩色鉛筆やオイルパステル。丁寧に塗り重ねて、時に鮮やかに、また時にはスモーキーな色彩が作られていました。 |
長めの椅子 |
こちらのフシギ・キャラクターは、日頃描きためているスケッチの中で突然生まれ、それ以来さまざまな作品の中に登場するようになったのだそうです。 そして今回印象的だったもう1つのモチーフ「椅子」。もともと工業デザイナーをされていたからでしょうか、描いていて楽しいとのこと。ソファ、ストゥール、カウチ、チェア…と様々な呼称が頭に浮かぶような、たくさんの素敵な椅子がリラックスした雰囲気を演出していました。 |
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