甲斐瑞恵展「宵っぱりジャンプ」

2008年6月9日(月)〜6月14日(土)


MAYA装画コンペへの出品作でも強い印象を残していた甲斐さん。26点の作品が並んだギャラリーに一歩は入ると、まるでヨーロッパのアンティーク・ショップのような空気が流れていました。


musik




静かに流れるピアノの音色、サーカス、遠い国の街角、クラシカルなレースのドレス…甲斐さんの作品を前にすると、まるで誰かの夢の中を漂っているような不思議な感覚に捕われます。 ユニークな展覧会タイトルは、ブローディガンの小説「西瓜糖の日々」の中の言葉から。ちなみに甲斐さんご自身もやはり「宵っぱり」なのだそうです!



00 o'clock




セピア色の、使い込まれた革や年代物の家具のような光沢のある画面はカラーインクアクリルガッシュグロスメディウムでつくられています。



a queen of the night




世の中に無数に溢れる本や映画、音楽。その中から自分が好む一握りの世界をしっかりと見つけて、それらを栄養に独特な世界を創っているような甲斐さん。これまでは画面一杯に様々な要素を描きこんだ作品が多かったので、今後は一つ一つのモチーフをよりクローズアップした表現にも挑戦してゆきたいとのことでした。

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