平澤一平展「おいしい?」

2008年3月24日(月)〜3月29日(土)


玄光社「イラストレーション」誌のTHE CHOICEで大賞を受賞したのが1992年のこと。それ以前からずっと木を彫り続け、イラストレーションの仕事で輝き続ける!平澤さんのひさしぶりの個展です。


秋田出身の一平さんのご実家はお米屋さん。今は日本一の「お米マイスター」の称号を持つ従兄の方が継いでいらっしゃるのだそうです。食品の安全性が問題となってニュースを騒がせている昨今、あらためて自分なりに「食」を考え表現したいということから今回の作品が生まれました。


 
木を彫って絵具で着彩することで描かれた、おにぎり、ハンバーガー、お寿司、ゴーヤチャンプルー、アジフライ…。本当に美味しそうで見た人の食欲を刺激するのは、質感の表現にこだわったということだけでなく、作者本人が「食べること」をとても大切に考えているからなのでしょう。 ギャラリーでは夕方になると「お腹が空いてきた」というお客さまの声が幾度となく聞こえてきました。


学生時代に木版画を制作していた一平さん。版木の凹凸の面白さを何かに使えないだろうか?と思ったことから、いまの技法になったのだそうです。時間がかかると思われがちですが、意外と制作時間は短いとのこと。

■この展覧会は4月10日〜18日大阪でも開催されます。
GALERIE CENTENNIAL

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