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宇野信哉 たけくらべ 樋口一葉/著 (1895年) (1959年)
吉原の廓に住む14歳の美登利はゆくゆくは遊女になる運命をもつ少女。龍華寺僧侶の息子信如と同じ学校に通っているが、些細なことからお互いに話しかけられなくなってしまう。
ある日、家の前で下駄の鼻緒を切ってしまった信如に向って美登利は端切れを投げるが、信如はこれを受け取らずに去って行く。
やがて信如が僧侶の学校に入ることを知り美登利は寂しい毎日を送っていたが、ある朝水仙が家の窓に差し込まれているのを見つける。
この日、信如は僧侶の学校に入ったのだった。
子供たちの生活を吉原を背景に描き出した作品。
(C) Shinya Uno
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