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山田緑

少女地獄 夢野久作/著 (1926年)

ある病院が開業する前日に医師のもとを訪れた美少女・姫草ユリ子。看護婦として働きはじめた彼女は優れた実務能力と患者への細やかな心配りで、たちまち誰からも愛される人気者となる。
しかしその人格は彼女の虚言癖が作り上げたものであり、次第に周囲の人間を振り回し、最終的には自らをも破滅へと追い込む。(「何でもない」)

夢野久作初期の作品。
「少女地獄」は『何でもない』、『殺人リレー』、『火星の女』の3つのオムニバスとなっている。

(C) Midori Yamada
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