深瀬優子展 「蜜の刻」

2006年3月13日(月)〜3月18日(土)

個展やグル−プ展などの活動以外にも、コンペティションでの受賞歴も多い深瀬さんの個展です。装画を描くコンペティションVol.2でMAYA賞を受賞したときからまた更に深みを増した22点の作品が並びました。


「甘き毒」

赤ずきん、白雪姫、青い鳥、赤い靴…誰もが知っている物語の世界からインスピレーションを得て描かれた今回の作品。それぞれのストーリーに微かに漂うスパイシーな気配が、深瀬さんの眼差しのフィルターを通して描かれています。


「森に棲む画家」


油絵具テンペラによる混合技法とは、ルネッサンスの時代から描かれているという古典絵画技法のこと。二つの画材を交互に何層も塗り重ね、陰影や立体感などが徐々に浮かび上がるように描かれてゆくのだそうです。


少女像以外にも、少年や動物、静物が大小様々なサイズで並びました。好評だった人物の登場しない作品は今後も更に展開されて、深瀬さんの世界を濃密に彩ってゆくことでしょう。

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