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DECADE Classic Rock Alubums : 1980-1989 |
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The Golden Palominos / The Golden Palominos 『ザ・ゴールデン・パロミノス』ザ・ゴールデン・パロミノス |
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当然、ネットも携帯も無い時代、FM放送は貴重な情報の拠り所だった。新しい情報を得るためFMは毎日ほぼつけっぱなし、とくにNHK-FMの深夜番組はメジャーなヒット曲ではない、斬新なインディーズ・レーベルの曲をよく放送していた。そんな中、どうやらニューヨークに活動拠点を置いているビル・ラズウェルというプロデューサーは凄いらしいとの情報が入って来た。なんでも交友範囲はジョン・ライドンから坂本龍一まで。ラップとパンクを融合させ、はたまた沖縄音楽とエレクトロニクスを融合させる、まさに「新ジャンル製造機」だった。「The Golden Palominos」なる変わった名前のバンドを立ち剎İ㬰항鉒뤰뼰ﰰ젰唰嬰弰渰漰İ崰錰樰혰ﰰ渰縰挰弰怰ⴰɎ椰䘰萰褰쬰ﰰﰰ꼰אּꈰ쀰ﰰ뀰줰朰㬰항奒謰䴰孒�ﰰ렰뜰栰渰錰枕İ㭏䱵�詶ര上がってバンド結成に至ったらしい。 実に無駄の無いクリアな音なのだが、ボーカルは下手だし楽器も適当な感じ。歌の合間に変な効果音も入るし、なんだこりゃ。調べてみると、参加メンバーは、アート・リンゼイ、ジョン・ゾーン、アントン・フィアー…。知らない…。しかし、自分自身は高校に進学した直後。メジャーよりもアウトローに憧れていた時期。敢えて大衆に背を向けて、自分の信念を貫いて生きる姿勢がとても潔く見えた。 アルバム1枚を残してバンドは空中分解。その後、バンドはアントン・フィアーを中心にしたポップスに転身してゆくのだが、バンドを去ったアート・リンゼイ、ジョン・ゾーンらは、その後爆発するニューヨーク・アンダーグラウンド・シーンを牽引する存在となる。今でもゾーンは僕の憧れだ。5年の歳月を経て、「Naked City」に出会い、更に前衛音楽にどっぷりと浸かることになろうとは、この時には想像さえしなかった。(平) |
| 1984 / The Golden Palominos | 甲斐瑞恵Profile |
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