2019年4月15日(月)〜4月20日(土)
MAYAでは2016年「赤い・・・」2017年「WOMEN」に続き、2年ぶり3回目の石川さんの個展です。
これまでは情感豊かで女性的な感性が前面に表れた作品のイメージの強かった石川さん。
今回、マスクをした愛らしいロバの絵のDMで印象の変化に驚いた方も多かったようです。
童話や小説、民話、マザーグースなどに登場する、生きものが主役の展覧会。
そう、描かれたのは動物だけではありません。
カタツムリやてんとう虫、蟹…とヴァリエーションに富んだ “生きもの” たちなのです!
昨年は展覧会で「不思議の国のアリス」やアンデルセンに向き合い、ファンタジーの面白さに目覚めたと石川さんはおっしゃいます。
豊かな色彩はアクリル絵の具によるもの。
ノスタルジーやユーモア、センチメンタルであったり、インパクトや怖さを感じたり…と、それぞれの物語から見えてくる「佇まい」が描かれていました。
人物が登場せず、いつもとは少し違うテーマに挑戦したことで、改めてご自身の持ち味やこれから描きたい方向が見えてきたとのこと。
いつも真摯な姿勢で絵に向かう石川さん、今後も展示の予定が続きます。どうぞご注目ください。