山本祐司展 「東京トコトコトコ」

'03.02.10(月)〜 02.15(土)



本の装画や雑誌、カレンダー、パンフレットなど幅広く活躍されている山本さんは、今回が7回目の個展になります。
小さな額に入った招き猫の作品は、個展の度に入り口に展示されてお客さまをお迎えします。


『雷門と交番』 場所:浅草
雷門のすぐ横に小さな交番がある、雷門の強さにあこがれて、夜になると交番が少しづつちかよって行ったのかな。

テーマを決めて制作して“個展ならでは”という見せかたをしたかった、という山本さん。
山本さんの作品はいつも明るくカラフルな色彩が印象的ですが、今回は一色で描くことにこだわり、東京をテーマに誰もが知っている名所や、目立たないけれど作者が以前から気になっていたと云う場所がモチーフとなりました。

上野や巣鴨といった下町から銀座、汐留のような都会的な街並、神社の門柱にひっそりとある招き猫や小さな公園まで。“東京”が持つさまざまな顔が山本さんの視点で切り取られ、あたたかく優しい表情で描かれました。
昨年10月頃から実際に歩いて廻り、デジカメで撮影したりスケッチしたものをもとに描いたのだそうです。

使用画材はリキテックス。「モノクロームなのに色彩が見えてくるようですね」という感想が多く聞こえてきた一週間でした。

山本祐司ホームページ http://plaza5.mbn.or.jp/~y2u2j2i2/



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