装画を描くコンペティションVol.2 受賞者展

2002年2月17日(月)〜2月22日(土)

一回目とはまたガラリと変わってバラエティに富んだ作品の並んだ受賞展です。
今回は受賞者の6人すべて女性でした。



グランプリの宇田見ひとみさん。 軽やかでビビッドな色彩と独特な視点が木版画という技法のイメージを一新。パワフルな作品が並びました。


準グランプリの上野明美さんは今回最年少の受賞者。 専門学校卒業後は、しばらくの間沖縄に拠点を移して制作活動を続ける予定だそうです。


市川敏明さんと並んだ武藤良子さん。モノクロームの作品にはプリミティブな大らかさと女性的で繊細な感性が共存していました。



大久保賞の小林直未さんは8点からなる連作を展示。『イラストレーション』ザ・チョイス年度賞にも入賞、という活躍中の作家です。


祖父江賞の須藤由希子さんは展覧会で発表するのは初めて。クロッキー帳に鉛筆で描いたという作品はシンプルだけれど不思議な気配が漂います。



深瀬優子さんは大矢賞受賞。展示前から作品販売についてのお問い合わせがあるなど、その濃密で静かな世界で注目を集める作家です。

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