ひきたさわこ展「いばら姫」

2009年6月22日(月)- 6月27日(土)



カレンダーやグリーティングカード、女性向けの雑誌や書籍などのお仕事で活躍するひきたさんの展覧会です。ギャラリーは湿度の高い梅雨の季節を忘れるようなさわやかな空間となっていました。





「いばら姫」はグリム童話やペロー童話集で読まれ、「眠りの森の美女」、「眠り姫」の邦題でも親しまれているお話です。
バレエの演目や、あまりに有名なディズニー作品のイメージから切り離して描きたかったこと、そして何より「ばらの花」を描きたかった…ということから、ひきたさんは「いばら姫」のタイトルを選ばれたそうです。




彩度の高く、澄んだ色彩は一見「カラーインク?」と聞かれることが多いのですが、実際は透明水彩によるもの。

色彩心理学の本の装画と挿絵を手がけられているひきたさんご自身も明るく、濁りのない色彩が好きだとおっしゃいます。
他にも「夢を叶える」とか「幸せになる」といったフレーズがタイトルについた書籍のお仕事をされる機会が多いようで、それはきっとひきたさんの作品に使われる色彩が幸福感のあるものだからなのでしょう。





最近は半幅帯と名古屋帯のデザインを手がけたり、お仕事の幅はどんどん広がっている様子。今後は長年の目標である絵本に挑戦したい、とおっしゃいます。
7月4日から9日まで、大阪のタピエスタイルにて帯とその原画の展示をされるとのこと。お近くの方はぜひおでかけください。

http://www.muse.dti.ne.jp/~sa-wa/

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