唐津のり子銅版画展 「花ひとつ髪にさして」

2009年5月25日(月)- 5月30日(土)


昨年開催した装画を描くコンペティションVol.8で審査員の名久井直子さんの賞を受賞した唐津さん。2月のコンペ受賞者展、版画工房ザボハウスのグループ展など今年は展示の機会が続いています。




「アネモネ」(ドライポイント)


受賞作「ロリータ」に引き続き、少女たちの曖昧でニュアンスのある表情が不思議な魅力となっていると好評でした。
ドライポイントの技法による「滑らかではなくて引っ掛かりのある線」に面白みを感じ、生まれた作品も多いそうです。


「Twin Souls」(エッチング)



唐津さんは以前イギリスにいた際に偶然手にした一枚の作品に惹かれ、すぐにアートスクールを探して銅版画を学びはじめたそうです。

ドローイングとは違ってさまざまな工程を経て完成する銅版画。 線を引くときに感じるちょっとした不自由さも、薬品を使って腐食させることで生まれる思いがけない仕上がりもまた版画制作の大きな魅力なのだそうです。




「悪魔とプリン嬢」(ドライポイント)


技法はエッチング、アクアチント、ドライポイント。
今年2月の受賞者展で感じたことなどを踏まえて制作した新作や過去の作品など22点を展示しました。

装画を描くコンペティションVol.8
2009年2月/装画コンペvol.8受賞者展

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