ひらいみも展「ヨハク」 2007年9月10日(月)〜9月15日(土)

雑誌や本の装画、PR誌などの他に、ポストカード、グリーティングカード、ハンカチ、タオルなどの制作販売もされているひらいさん。今回販売した手拭いも大好評でした。グッズ類はナチュラル・リパプリックでご覧いただけます。

「ノスタルジア」

それは目に映るものだったり、心で感じるものだったり、頭の中の状態だったりするのですが、意識していないと見失いがちで、減ってくると、私は息がつまりそうになってしまうのです。 私にとっての「余白」は新鮮で冷たい空気が清清しく流れている状態。 その凛とした空気たちを、綿あめのように少しずつ絡めとっていって、絵にしてみたいと思っていました。 それはかすかに、とてもゆっくりと湧いてくるので思いの外時間のかかる作業でしたが、ここしばらく厚く私を取り囲んでいたぬるい空気はだいぶかき回されました。 見て下さった皆さまの、それぞれの『余白』と、響きあえれば幸いです。（挨拶文より）

「乾いた粒子」

　 　　　　　　

緩やかに流れる時間、静かに佇む生き物や植物たち。画面からは作者の穏やかな愛情に満ちた眼差しと安定した世界観が伝わってきます。

「off」

 「余白」が画面全体に深く豊かなニュアンスを与えている作品は、デジタルとアナログ（色鉛筆）をミックスした技法で制作されています。 季節感を表現するのは得意！なひらいさん。今後もカレンダーなどの分野での更なる活躍が楽しみな１週間でした。 http://www.asahi-net.or.jp/~pe4m-hri