小林万希子展「Pieces "カケラあわせ"」

2007年5月21日(月)〜5月26日(土)


小林さんの前回の個展は、ちょうど2年前。あれからたくさんの良いお仕事を手掛け、今回も本の装幀に使われた作品などを含むを17点が並びました。(前回は2005年5月「微吟」


「夏の蕾」


風に吹かれて揺れる草花、子供たちのたてる水辺の音、小林さんの作品からは微かに、心地よく流れる音楽のように自然の音が聴こえてくるようです。


「序章」

        
使用画材はオイルパステル。紙の地色である白を輪郭線として残した描き方が、暖色系の画面であっても涼やかで上品な印象となる所以のひとつでしょう。


「月島慕情」
(浅田次郎:著、文藝春秋刊、装丁:関口聖司)


表1(前表紙)だけでなく表4(裏表紙)にまで作品が使われることの多いこともあり、今回は横に長く描かれた作品が多くなりました。

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