伊藤栄章展「雲の流れる時間」

2007年5月7日(月)〜5月12日(土)


名古屋を拠点に活躍されている伊藤さんの2回目の東京での個展です。(前回は2005年6月「COZY」)得意とするポートレイトを中心に、今回は風景画も並びました。


「まどろみの後」


透明水彩やペンで描いたようにも見えるアナログ感があるCGは、以前からこだわりを持ち続けている版画的な技法によるもの。ドローイングをスキャニングした後、Adobe Photoshopなどでレイヤーや着彩をして出来上がります。


「浜辺の痕跡」

        
「…ちょっとの間「雲が流れる時間」に気持ちを合わせてみる。何んだかだんだんと気づいてきた。気にも留めなかった色や形や動き…。そう思ってみてると何か違って見えてくる気がする。すべてのものにある「それぞれの時間」。心を落ち着けて見方を変えることで今までとは違った感じ方に出会えそうです。」(挨拶文より抜粋)


「伝わる香り」


シチュエーションは、海辺や高原、異国の地であったり、高層ビルのそびえ建つ都会であったり。いずれも、日々の生活の中でふっ…と一息つくときのような穏やかな時間が描かれたものばかり。そんなリラックスしたムードがギャラリーにも広がった1週間でした。

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