富田和之展「記憶の絵日記」

2006年6月19日(月)〜6月24日(土)

遠い子供時代のアルバムを久々に開いたときのような、胸の奥をくすぐるノスタルジックな富田さんのイラストレーション。描き下ろし20点が並びました。


「朝の教室」


画材はガッシュアクリルガッシュ。陰影をつけたい部分には、色鉛筆を用いています。


「秋の校庭」


多くが真上からの俯瞰で描かれているのは、もともとは富田さんがテキスタイル・デザイナを手掛けていた影響なのでしょうか。描きたいモチーフを集めて、頭の中でコラージュしたものが一枚の作品となって生まれます。


「秋の書斎」

絵の中に登場する本の装幀の絵も、実は富田さんが以前に描いた作品。上の「屋根裏の散歩者」の他、川端康成の「雪国」の装画としても見ることができました。

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