馬場亜希子展「猫額」

2006年1月30日(月)〜2月4日(土)

熊本在住で、地元での個展やポストカードの制作販売といった活動を続けている馬場さん。MAYAで展覧会をすることとなったきっかけは「装画を描くコンペティション」。Vol.2では入選、Vol.3では最終選考まで残り、毎回健闘していらっしゃいました。


モチーフ多くは動物や植物、そして人。少し土臭く、生命力が漲るような画面には、すべてが大きな自然の一部であるということ、そこから先に繋がり拡がってゆく「何か」を観る人に感じてほしいという思いが込められています。




画材は主にアクリルガッシュを使用。キャンバス地に描く感触が特に好きということでしたが、紙もいろいろなものを使って、それぞれの素材感を楽しみながら制作していらっしゃるようです。


ピンクやレモンイエロー、ライトブルーなど鮮やかな色彩を使って延び延びと描かれた作品が、冬の寒さを吹き飛ばすようなパワーを発散していました。東京での初個展だった今回、今後はぜひ装画や絵本などのお仕事に繋げてゆきたいとのことでした。

BACK