水野温子展「原風景」 7月18日(月)〜7月22日(土)

植物をテーマに制作を続けていらっしゃる水野さんの東京では初めての個展です。外の暑さをしばし忘れるような、美しく爽やかな作品１２点が並びました。

「卵」

以前は着物に使われる紋様などを作品の中に取り入れていたこともあった水野さん。最近は植物そのもののフォルムにこだわって描かれていますが、やはりどこか和のテイストが漂いますね、という感想が多く聞かれました。

使用画材はリキテックス。マスキングを駆使して画面に陰影やグラデーション、奥行きが表現されています。

これまでも冊子の表紙や本の装画などを手掛けていらっしゃいましたが、今後は更にフィールドが広がり、東京での更なる活躍が期待できそうな展覧会でした。