あさのけいこ展「本のための絵展」

'05.04.11(月)〜 04.09(土)

約6年振り、とひさしぶりのあさのさんの個展はタイトルの通り、この数年描き溜めたという絵本色の強まった作品が中心となりました。


ウッドさん 手紙をもって ディドルベーカリーへ急ぐ


いたずらおばけは こどもをキキキと 笑いながら
いじめるのが だいだいだいすき!
ひっちんぐさんのお店に 街の人達は来ません。
北の森の風変わりなお客さんが来ます。
しゅんそくねずみのこどもは おかあさんと走るのが
だいすき わくわくです
きょうはどこへ行くのかな?
などなど色々想像しながら 一枚一枚を描きました。

本の装画や挿絵などのお仕事を手掛けていらしたあさのさんですが、絵本はずっと以前から挑戦したかったジャンルなのだそう。
前回の個展では多くの人に親しまれているマザーグースの世界を描き好評でしたが、今回は物語を作ることからスタート。壁面には3つのおはなしが並びました。

もともと繊細な線を活かして細密に描かれた作品が多かった彼女。ペンオイルパステル水彩などを駆使して描かれた画面は、長く見つめていると小さくてユニークな生き物たちや美味しそうなお菓子や焼き立てのパン、英国調の素敵な食器類…などいろいろな発見があり、大人の私達も童心に帰って楽しめる作品でした。



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