平林志帆展「クリスマスの贈り物」

'04.12.06(月)〜 12.11(土)


4月に続いて今年なんと2回目の個展!…と意欲的に活動されている平林さん。現在は主に女性誌のお仕事を手掛けていらしゃいます。


真っ赤な薔薇の花束、ラグジュアリーなパンプス、ずらりと並べられたアロマオイルの小瓶、チョコレートの詰め合わせに、船の模型…。
今週のMAYAには「大切な人へのクリスマスのプレゼント」というテーマで描かれた、心の暖かくなるような作品が並びました。

使用画材はカラーインク。これまではカラーインクで描いたものをデジタル処理をしたり、PainterやPhotoshopで制作したものを出力して展示することが多かった平林さんですが、今回展示したものはすべて原画です。
鮮やかで透明感のある美しい色彩が魅力的だけれども、画材の性質上、退色しやすいという問題もあるカラーインク。
そのため、平林さんは描き上がった作品はすぐにデータにして保管しており、仕事の際もデータ入稿することが多いのだそうです。

昨年のMAYAでの個展「SLOW LIFE」では、ブリキの玩具をモチーフにノスタルジックで素朴な風合いを持つ作品が描かれていましたが、最近は柔らかい優しさが漂う女性ならでは…という作品が多くなってきたようです。


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