以前、パリで2年程生活をして美術学校に通っていたと云うさとうさん。
そこでリトグラフを学んでから、色を使っての表現が更に楽しくなってきた!とおっしゃいます。
今回も主にリトグラフの作品を中心に、擬人化されたモノや動物たちが可愛らしく、ほのかにエスプリの効いた表現で描かれました。
今回の目玉は、アルファベット26文字をテーマにポストカードサイズで描かれたシリーズ。
Amour, Bois, Cafe, Diner, Escalier, Fenetre…
よーく見ると、とそれぞれの単語はすべてフランス語になっています。使用画材はリキテックス。
正面の壁に並べられた、この色とりどりのキュートな作品は、道行く人も思わず足を止めるような楽しい空間を作っていました。
他にもF30号のキャンバスに描いたアクリル画や銅版画、お仕事で手掛けたワインのラベルの原画などを展示。オリジナルの絵本も数冊プレゼンテーションして、好評でした。
作品一点一点の雰囲気に併せて額を統べて新調したりと、さまざまなことから作者の「意気込み」を強く感じられた展覧会でした。