和代人平クレヨン画展「風景の中の猫達」

'04.01.26(月)〜 01.31(土)


光で絵を描くパフォーマー、作詞家、絵本作家…。もともとイラストレーターとして活動をされていた和代さんは他にも幾つかの顔をもっていらっしゃるようです。新作10点と、絵皿3点が展示されました。


「森の中の親子」


プリズムの光のきらめきを思わせる美しいクレヨン画
葉山に住む和代さんならでは!という人々で賑わう夏の海岸や、清流の心地よい水音が聞こえてきそうな森林、あるいは満開の桜の咲く川辺や月明かりが照らす北海道の雪景色など季節感のある風景の中に、愛情に満ちた眼差しで猫たちの姿が描かれました。

展示したのは、最近になって新しく描き始めたという技法による作品。絵本「どこ行くのブラッキー」(1〜3、ココロネットワークス株式会社/瑞雲社)などで、それまで描いていたキャラクター性の強いイラストレーションは同じクレヨンを使っていても、実は細部を丁寧に塗りつぶしたりという作業が神経を使うものだったと和代さんはおっしゃいます。
そこで「気持ちよく制作することを一番に考えよう!」と無心になって画面に向える今回の作品が生まれたのだそうです。今はとにかく「描く」ということが楽しく、次々とアイディアが浮かんでくるとのことです。

ギャラリーに持ち込まれたコンピュータのモニター上では、携帯電話の待ち受け画面などのコンテンツや、絵本の原画などが常に流され、和代さんの様々な活動の一端をご覧いただきました。

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