ネコを描かない山口マオ展

'03.12.15(月)〜 12.21(日)

いつもコンセプチャルな展覧会を考えてくださるマオさんの約2年振りの個展です。初日の夜はご覧のようにミニ・ライブを開催。楽器は、マオさんの演奏する琵琶と、ギター、太鼓の他になんとテルミンも!テルミンと琵琶によるガーシュインの「Summer time」など、ユニークな演奏をお楽しみいただきました。


「MUNK」


山口マオといえばマオ猫
直立歩行はモチロンのこと、自転車に乗ったり、ナイフとフォークでゴハンを食べたり、なんでも出来てしまうマオ猫は、ときにはシニカルな姿でエッセイの挿絵やカレンダーに、ラブリーな表情で様々なグッズに…と、いろいろな場面で大活躍してきました。

そんなマオさんが、今回遂に「ネコを描かない展覧会」を開催!最初にこの展示の構想が出たのは6、7年前になるでしょうか。
これまでもネコの登場しない絵本は、いくつか手掛けていらっしゃいましたが(「ふくろうのそめものや」「わにわに」シリーズなど)、展覧会としては初めてのことです。

風景や人物、魚やゾウなどが、様々なサイズ、画材を駆使して、すべて描き下ろしの作品が並びました。
15年来のマオさんの愛犬だったムンクをモチーフにした上の作品は、実際にムンクが使っていた犬小屋の板に油彩で描かれています。
どんなモチーフを描いていても山口マオ・テイストは決して損なわれず!ということを再確認した展覧会でした。



MAYA2

一変して、こちらマヤ2ではマオ猫だらけの版画展。
仕事に使われたものや昔懐かしいものなど、壁一面をズラリと様々な表情のマオ猫が100点前後並び、販売もしました。

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