ふじいかずえ展「夏の歌」

'03.07.21(月)〜 07.26(土)

ふじいさんは、四季の彩りの豊かな長野にお住まいのイラストレーター、そして二人のお子さんのお母さんでもあります。今回はこれまで主婦業と両立させてイラストレーションのお仕事をされてきた彼女の初めての個展でした。


「風鈴唄」

現在、主に子供や主婦向けのお仕事で活躍されているふじいさん。信濃毎日新聞での月に一回の連載はもう3年目になるそうで、毎回その時々の季節を描いたイラストレーションがカラーで掲載されています。今回はそうしたお仕事に使われた作品を中心に36点の作品を展示しました。

使用画材は透明水彩。作品によっては、そこに更にパステルや色鉛筆、カラーインクなどを使って、画面にコントラストをつけているのだそうです。
濁りのない美しい色彩と、明るく清潔感のある表現がふじいさんの作品の大きなの魅力となっていました。

ハロウィンやクリスマス、雛祭りを祝ったり、縁側に座って干し柿を作ったり、雪景色の中でかまくらやソリで遊んだり、暮れてゆく美しい夕焼けを友だちと見つめたり…と、四季折々の様々な場面に描かれた子供たちや家族の姿。
季節の移り変わりを身近に感じることのできる長野で制作されたこれらの作品には、時間に追われる忙しい日々を送る人々の心にホッと一息つかせるような穏やかで、胸をくすぐる懐かしい日本の情景が描かれています。

他にも擬人化した動物を描いたもの作品も併せて展示し、販売したポストカードセットも大好評でした。

http://www.avis.ne.jp/~rin/kazue/



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