久本直子展「ケダラケナカマ」

'03.07.14(月)〜 07.19(土)

さまざまなコンペなどでの受賞歴のある久本さん。現在は神戸にお住まいで、これまで関西を拠点にイラストレーションのお仕事や展覧会などの活動をされてきました。今回が東京での初個展になります。


「オアズケ」
そうやって ぐぐっと がまん
でも ものすごくつらい

とにかくカワイイ!久本さんの描く動物たち。
小さいくせに強がってみたり、大きい子なのにはかなげだったり、情けなーい状況にトホホ…と困惑したり。表情豊かな彼らの姿は妙に人間味があり、可愛いけれど妙に味わい深い、というのが子供だけでなく大人の方のファンが多い理由でしょうか。
思わずクスリと笑ってしまったり、胸がキュッとなるような物語を感じさせる久本さんの世界、今回はご自身の短い文章と共に展示をしました。

今回並んだ数は19点。暖かみのあるやわらかい色彩が印象的な彼女の作品は、全てアクリルガッシュで描かれています。
現在は雑誌の仕事が中心とのことですが、この会期中は沢山の挿絵を手掛けた初めての書籍 「はりねずみイガー・カ・イジー」(おのりえん作/理論社)が出版されました。これまでもオリジナル作品に時々登場していた「はりねずみ」が主人公の物語で、こちらではアクリルガッシュ以外にも竹ペンなどを使用して描いた作品など小さいものも含むと約40点の挿絵を見ることができます。

これからは児童書はもちろんのこと、様々な本の装画などにも挑戦していきたいとのことでした。

http://homepage.mac.com/hisamoto_naoko



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