青江鞠展「花鳥風月 遊」

'03.05.26(月)〜 05.31(土)

大阪を拠点に活躍する青江さんの東京での初めての個展です。新作を含む16点が展示されました。



「黄水晶の夕べ」
“一版で多色刷り”という技法で銅版画を制作している青江さん。これまで、活動の中心となっていたのは、大阪のギャラリーや百貨店などでの展覧会でした。
彼女の作品の持つ透明感のある美しい色彩と、観る人の気持ちを穏やかにさせるようなやさしさに満ちた世界は、たくさんのファンを惹き付けて作品を購入してくださる方も多いということです。

今回の展示では東京での初めての発表と、イラストレーションのお仕事の巾を拡げるという目的のもとに、たくさんの作品の中から選ばれた彼女の代表作が並びました。



現在彼女の制作の中心となっているのは、銅版画。多色刷りしたものに、さらに色鉛筆パステルで部分的に色をのせています。
同時に、アクリル画パステル画の制作も。それぞれ全く違う技法を並行しての制作は「気分転換にもなって良いんです。」と青江さんはおっしゃいます。
アクリル画ではマチエールにこだわって描いており、パステル画は一番エモーショナルに表現できるとのこと。時にはパステルで描いた作品を後に銅版画におこすこともあるのだそうです。

擬人化された動物たちが登場するファンタジックな世界は、今後も幼児から大人まで幅広く愛されてゆくでしょう。

青江さんの個展「花鳥風月 遊」は6月9日〜14日まで
大阪のTHE 14th MOONにて開催されます。お近くの方はご覧ください。



BACK