松井ヤスヒロ展 「ムーンホテル 〜時空のピアニスト〜

'03.03.10(月)〜 03.15(土)



月の満ち欠けによる潮位の変化によって突然海から姿を現わす ムーンホテル。そこでは人間も動物も鳥や魚たちも共通の言葉を話し、コミュニケーションをとることが出来ます。
数年前に旅したシチリアをイメージしたという、天使と人魚のラブストーリーは今年1月に絵本として出版されました。
松井さんが手に持っていらっしゃるのはムーンホテルの立体模型です。


演奏にあわせて みんなはホールで踊りだしました。
彼は時間を忘れて心から楽しんでいました。
ずっと忘れていた大切なこと。
そして夜は更けていきました。

展示したのは、ムーンホテルの物語の新作。
その中でホテルは摩天楼そびえる大都会の港に出現し、忙しく時間に追われるビジネスマンが主人公として登場します。仕事の取り引きのために訪れたムーンホテルに流れる不思議な時間。彼は束の間の心の休息をとります。
「時間はあなたの感じかた次第で、いくらでも変わる」。
時の流れの早さを嘆くことの多い私達は、この物語のラストシーンでいつの間にか主人公のように心が癒されていることに気付きます。

作品は全てAdobe Illustrator 10.0で制作、エプソンのプリンターMC2000で出力されました。他に、ムーンホテルのロゴ入りカップ&ソーサーや紅茶缶なども展示販売。本物のホテルのスーベニアのようなクオリティの高さは、松井さんが以前雑貨デザインを手掛けていたこともあるという経歴を聞いて納得!です。
今、松井さんの頭の中にはムーンホテルを舞台にしたファンタジックな物語の構想がたくさんあるのだそうです。中でも旅行以来、すっかり心奪われたニースの美しい風景を舞台にしたお話は「是非カタチにしたい!」とおっしゃっていました。

「ムーンホテル 〜天使と人魚の恋のおはなし〜
(青心社刊/1500円+税)は、
コチラからもご注文いただけます。

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