木原未沙紀


「百鬼夜行」(ひゃっきやこう)


通常見ることができない鬼や妖怪、異形のものなどの姿形をこの言葉1つで具体的なビジョンで思い描くことができます。
これほど想像力を掻き立たせる言葉はそうないのではないかという点と、
平安時代から語られてきたこの言葉の中には、日本人に染み付いているものを大切にする心から生まれた付喪神や八百万の神の思想が含まれているように感じられ、森羅万象全てのものに神の存在を見出す一方で、ことによっては妖怪にもなりうるという、畏敬の念も読み取れるのではないかということが私にとって大変興味深いものだったからです。

sold out/ペン、アクリルガッシュ
作品サイズ:206×293mm/額・外寸307mm×400mm

© Misaki Kihara

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