12月12日(月)〜24日(土)
「refrain」-18名のイラストレーターによるメメント・モリ-

メメント・モリ(Memento mori) 「死を想え」という意味。
ヨーロッパ中世末期にさかんに使われたラテン語の宗教用語。

「夏草や 兵どもが 夢の跡」松尾芭蕉 / ©Hiroyuki Izutsu

「わたしを離さないで」カズオ・イシグロ/© Hayato Jome


3月11日以来、私達は今はまだ遠いものと感じていた死が
平凡な日常生活のすぐ隣りにいて、その前で人間という存在は
いかに脆く、儚いものかと思い知りました。

しかしながら生きるものの宿命として受け止めなければならない
「死」は過去から今に至るまで多くの芸術へ昇華され、
数多くの名曲名文学が生まれました。
私達はその中で奥深さ、壮麗さ、時には静謐な可憐さまでも持つ
様々な死の容貌をみる事が出来ます。

死を想うことは生を省みること。
このクリスマスの時期、18人のイラストレーター達がかつて創作された
名曲名文学を通して、2011年の生と死への想いを描きました。

是非ご覧下さいませ。 (ギャラリーハウスMAYA)

参加作家
東逸子   井筒啓之 遠藤拓人 岡田里 北見隆 こみねゆら   佐々木悟郎
ささめやゆき 城芽ハヤト 高田美苗 谷口広樹 原マスミ   ヒロミチイト
樋上公実子 古屋亜見子 深瀬優子 深津真也 八木美穗子

出品予定作品
オスカー・ワイルド「幸福の王子」,「ナイチンゲールと薔薇の花」
トーマス・マン「ベニスに死す」, E・B・ホワイト「シャーロットの贈り物」
ダンテ「神曲(煉獄篇)」, カズオ・イシグロ「わたしを離さないで」
G. ガルシア・ マルケス「愛その他の悪霊について」
宮沢賢治「よだかの星」『銀河鉄道の夜」 , 松尾芭蕉の俳句より,
アンデルセン童話より   他

シューベルト「死と乙女」,ラヴェル「亡き王女のためのパヴァーヌ」 
モーツァルト「レクイエム」, ショパン「ピアノソナタ二番葬送」 
ナルシソ・イエペス「禁じられた遊び」,
H・クレイ・ワーク「大きな古時計」  他

カテゴリー: 12月, 2011年, MAYA, スケジュール   タグ: , ,   この投稿のパーマリンク