2018年4月2日(月)〜4月7日(土)
『悪い本』(宮部みゆき作/岩崎書店)、『希望の牧場』(森絵都作/岩崎書店)。
注目を集めた絵本の原画展が続いた吉田さんのMAYAでは3度めの展覧会です。
今回は27点全て描き下ろし、MAYAが青い世界に染まりました。
Blueをテーマに描くきっかけは、昨年末に刊行された絵本「星につたえて」(安東みきえ作/アリス館)。
『ちっぽけなクラゲと、ひとりぼっちで旅する ほうき星の切なくも愛しい物語』
展示のために、絵本の中から心に残るさまざまなシーンが新たに描かれました。
濁りのない美しい色彩はカラーインクによるもの。
深い海、月や星の輝く夜空、雨の風景…などが、さまざまな青を駆使して詩的に表現されます。
「今回展示している作品は2018年2月頃から3月末までに制作した作品です。
新作であったり、過去に描いた自身の作品を今回の展覧会用に再び描いた絵もあります。」
「ミュージシャンがコンサートで新曲を歌ったり、昔の曲を歌ったり。そんな感じに近いように思います。
生歌よりCDの方が良いじゃない!とか、新曲は全くダメだね〜とか言われてしまうかもしれないのですが、でもよかったね〜と思ってもらるようにしたいので。いろいろ描きました。」(挨拶文より)
星とクラゲとサインを一冊一冊に丁寧に描き込む吉田さん。
今回は短い滞在ながらも、たくさんの方との交流が持てたようです。
素敵な絵本の予定は今後も続くそう。どうぞお楽しみに!