2018年2月26日(月)〜3月3日(土)
現在ベルリンを拠点にイラストレーションや絵本を手がける、たなか鮎子さんの展覧会を開催しました。
ヨーロッパの町での暮らしも4年目になるのだそう。
これまでにたくさんのインスピレーションを受けとってきたと、たなかさんはおっしゃいます。
大小さまざまな立体、レリーフ、平面ではアクリルガッシュや銅版画。
ここ数年あたためてきたという「ホワイノットの町」をテーマにさまざまな作品がならびました。
“ホワイノットは、一見、そこらへんにある普通の町とかわりません。
しかし、よくよく近寄って家の壁を見てみると、あちこちに小さな文字が溢れているので、人間の世界のみなさんからすると、少し不思議な感じがするかもしれません。
ここは、人々の小さな「哲学」を成分にしてできた町です。ちょっとした気づきや迷い、とほうもない空想が粒子となって空中を浮遊し、次元移動と化学変化を経て、ホワイノットの成分となるのだそうです。”(展覧会挨拶文より抜粋)
作品を前にして、気づいたら、心がホワイノットの町を彷徨っているような感覚にとらわれた方も多かったのではないでしょうか。
ホワイノットの物語を紡ぎながら生まれたという、小さな立体作品や陶製のチャームなども販売しました。
2月にオープンしたばかりというウェブサイト「Little Why Not」では、町についてのお話やグッズも紹介されていますので、こちらもぜひご覧ください。