石川えりこ展

2015年10月19日(月)〜10月24日(土)

ishikawaeriko

石川えりこさんの展示です。
前回の個展「炭坑のある街で育った」の作品は、その後「ボタ山であそんだころ」として一冊の本となり、2015年講談社文化賞の絵本賞を受賞されました。

2年ぶりとなる今回もまた、MAYAとMAYA2でボリュームたっぷりの作品をご覧いただきました。

© Eriko Ishikawa

© Eriko Ishikawa

MAYAでは新作の絵本2冊の原画を中心に。一つは『あひる』(くもん出版)

© Eriko Ishikawa

© Eriko Ishikawa

生きることと食べることが常に身近であった、著者の子ども時代を絵本化した作品。

もう一冊の絵本は『すずこ』(原野なおこ著/西日本新聞社刊)。

© Eriko Ishikawa

© Eriko Ishikawa

花やカニを粗末に扱った女の子が、突然現れたふしぎな女の子から、自然との共生を教えられる物語です。
こちらは「第3回 みなまた環境絵本大賞」を受賞されました。

© Eriko Ishikawa

© Eriko Ishikawa

他に『ぼうしをかぶったオニの子』(川崎洋著)やオリジナルなど、さまざまな画材を駆使して描かれたカラフルでヴァリエーションに富んだ作品をご覧いただきました。

そしてMAYA2では…

maya2b

『ボタ山であそんだころ』(福音館)の原画を。
絵本化にあたり描き足された作品と合わせて、全国のさまざまな美術館や書店などで展示されてきた後に再びMAYAに帰ってきました。

maya2

さまざまな濃淡の鉛筆を駆使して描かれた原画をみて「思いの外大きかった!」と驚く方も多かったようです。外光が入らず色味の少ないMAYA2のスペースに並んだ様子は、石炭のにおいやどろの川を流れる水の音が聞こえてきそうな心に迫る力強さがありました。

http://www.ab.auonenet.jp/~kiki
http://i.fileweb.jp/ishikawaeriko

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