2015年3月23日（月）〜3月28日（土）
MAYA装画コンペvol.13で飯田紀子さん（新潮社）の個人賞を受賞。
最近は、さまざまなコンペでの活躍や装画のお仕事をする機会が増えてきた、
いま勢いの波に乗っている早川さんの満を持しての初個展です！
「ちょうちょ」© Yoshio Hayakawa
東京はちょうど桜の花が咲き始めた週でした。
早川さんはこの季節に合わせた展示で「自分の思う“春”を絵で裏付けてみたかった。
そして、自然あふれる長閑な景色などではなく“都会の春”を描きたかった」とおっしゃいます。
ギャラリーはペールカラーのトーンが心地よい空間になりました。
「街路灯」© Yoshio Hayakawa
フラットな美しい画面はデジタルかと思われることも多いようですが、アナログ派。
画材はアクリルガッシュと、強弱のある繊細な線はつけペンを用いてインクで描かれます。
「4月の子」© Yoshio Hayakawa
モチーフも色数も少ないシンプルな構成で見せるSFファンタジー的な表現が得意。
装画コンペvol.13でも「脱力加減が絶妙で、かわいい。思わずニヤリ、クスリとしてしまう。
人を愉快な気持ちにさせるのは、イラストレーションの素敵な力の一つ」（飯田さん講評より）と
星新一さんの「ようこそ地球さん」を描いて受賞されました。
今回の展示では多くの方が足を運んでくださり、今まで以上に要素を削ぎ落とした作品が好評だったりと、
早川さんも確かな手応えを感じられた様子でした。
