村田涼平展「十年一寸」

2014年12月8日(月)〜12月13日(土)
murataryohei

はじめての挿絵の仕事から約10年、以来時代物の描き手として注目を集め続ける
村田さんの初めての個展です。10月の京都に続いての東京展はMAYAとMAYA2で。
2015年年7月には静岡でも展示されます。

「紫匂う」© Ryohei Murata

「紫匂う」© Ryohei Murata

MAYAでは、全国17紙に連載された新聞小説「紫匂う」(葉室麟 著)から
160点の挿し絵と、単行本の装画を展示。

「紫匂う」© Ryohei Murata

「紫匂う」© Ryohei Murata

「村田さんの作品でまず目を奪われるのは、色彩が豊潤であることだ。
抒情的と言うだけでは足りない。色に物語があり、夢があるのだ。」
(DMに寄せられた葉室鱗氏のコメントより一部抜粋)

「武士の尾」© Ryohei Murata

「武士の尾」© Ryohei Murata

MAYA2には、この10年間の装画のお仕事から代表作24点が並びました。

「夜の足音」© Ryohei Murata

「夜の足音」© Ryohei Murata

メインとなる画材はアクリルガッシュ
水彩、墨、顔彩なども使われています。

「明治かげろう俥」© Ryohei Murata

「明治かげろう俥」© Ryohei Murata

ご自身もお着物をお召しになり、京都に暮らし、古流剣術を嗜まれる村田さんは
「時代小説に付随する挿絵は、イラストレーションというジャンルにありながらも、
中世の絵巻、浮世絵に通じる『文化』の一つだと考えている」とおっしゃいます。
今後も魅力的な装画や挿し絵を手がける予定が続くようで、引き続き江戸や明治の
様子をしっとりと劇的に、そして鮮やかに私たちに見せてくださることと思います。

村田涼平 web site

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