松成真理子原画展「手ぶくろを買いに」

2013年7月1日(月)〜7月6日(土)

まいごのどんぐり』『せいちゃん』など心がほんわり温かくなる人気絵本を
数多く手がけ続ける松成さん。MAYAでは10数年ぶり、ひさしぶりの個展です!

© Mariko Matsunari

新美南吉生誕100年の年、たくさん出版されている南吉童話の一冊として
松成さんの『手ぶくろを買いに』が岩崎書店より出版されました。

© Mariko Matsunari

美しい色彩は塗り重ねた水彩絵具によるもの。寒い冬の一夜が美しく温かく描かれています。
「おかあちゃん、お手てがつめたい。お手てがちんちんする」
そんな子ぎつねの愛らしい姿に胸がキュンキュン!

「赤い蝋燭」© Mariko Matsunari

「みんなはびっくりして草むらに飛込み耳を固くふさぎました。
耳ばかりでなく眼もふさいでしまいました。
しかし蝋燭はぽんともいわずに静かに燃えているばかりでした。」

絵本原画の他に、代表作『ごんぎつね』『でんでんむしのかなしみ』や
『子どものすきな神さま』『お月さまを』といったあまり知られない短編に
焦点を当てた作品も並び、南吉の世界をたっぷりとご堪能いただきました。

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